富士通、国立がん研究センターなど高度医療研究機関と共同研究 ICT活用で疾病予防

2014年12月26日 13:02

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富士通、国立がん研究センターなど3つの高度医療研究機関、東京医科歯科大学による共同研究のマイルストーンを示す図(富士通の発表資料より)

富士通、国立がん研究センターなど3つの高度医療研究機関、東京医科歯科大学による共同研究のマイルストーンを示す図(富士通の発表資料より)[写真拡大]

 富士通は24日、国立がん研究センターなど3つの高度医療研究機関と、東京医科歯科大学との共同研究に関する協定を締結したと発表した。今後、各機関・大学との連携で、ICT活用による疾患予防、克服などのモデル構築と普及を目指す。

 がん研究センター、循環器病研究センター、長寿医療研究センターの各高度専門医療研究センターとの共同研究では、日本人の死因上位を占めるがん、循環器疾患、認知症などの予防と克服を目的とし、それぞれの機関の特色に沿った研究を行う。また、東京医科歯科大学との共同研究では、疾患の重症化予防の鍵となる医療分野のビッグデータ解析手法の開発を行う。

 今回の共同研究は、政府の日本再興戦略のテーマのひとつである「国民の健康寿命が延伸する社会の実現」に向けたもの。富士通は今後、2015年3月をめどに各機関との研究内容を具体化し、共同研究を開始する予定だ。(記事:町田光・記事一覧を見る

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