三菱重工、ベトナム子会社の新工場でボーイング777向け乗降扉を生産開始

2014年10月22日 20:17

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記念式典の様子(三菱重工業の発表資料より)

記念式典の様子(三菱重工業の発表資料より)[写真拡大]

 三菱重工業は22日、ベトナムの首都ハノイに建設していた同社の100%グループ会社「MHI Aerospace Vietnam Co.Ltd.」(MHIVA)の新工場が完成し、アメリカのボーイング社の旅客機「ボーイング777」向けの乗降扉の生産を開始したと発表した。

 新工場は、ハノイ郊外のタンロン工業団地にあるMHIVAの本社工場の増築工事により建設された。屋内面積は6,500平方メートル。三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所から生産を移管し、初期の段階では乗降扉の構造組立作業のみを行い、今後、艤装組立作業を含む全組立工程をMHIVA単独で行えるようにする。

 また、同日にMHIVAが本社工場で2009年から生産してきたボーイング社の旅客機「ボーイング737」向けインボード・フラップが累計1,000機目となった。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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