9月のスーパーマーケット販売額は9カ月連続マイナス 日本チェーンストア協会

2014年10月21日 18:15

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 日本チェーンストア協会が21日発表した9月の全国スーパーマーケット総販売額(60社、9262店舗)は1兆155億円で、前年同月比1.0%減少した(店舗調整後)。前年同月比マイナスは6ヵ月連続である。9月は、農産物や畜産品、惣菜などが好調だったものの、気温が低かった影響で、その他の食品は不調となった。また、衣料品、住宅関連品なども伸び悩んだ。

 商品別販売額は、食料品が6,657億円で同0.8%減少した。農産物のうち、白菜、きのこなどの鍋物野菜やキャベツ、カット野菜などは好調だったが、トマト、レタスなどが不調だった。果物では、梨やぶどうなどの季節果実の動きは鈍かった。畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵などが好調だった半面、ハム・ソーセージは振るわなかった。水産品はサンマ、カツオ、アジなどが好調だった。乳製品や冷凍食品などのその他食品は不調に終わった。

 衣料品は850億円で、同2.6%減少した。紳士用のカジュアルシャツ、シニア向けポロシャツなどは良かったが、スーツ、ジャケット、スラックスなどは振るわなかった。婦人用ジャケット、カーディガン、ブラウス・シャツなどは伸びたものの、フォーマルなどは不調だった。

 住宅関連品は2,009億円で、同1.0%減少した。医薬・化粧品、家電製品などは不振だったが、家具・インテリアは伸びた。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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