日米の注目経済指標:4-6月期GDP速報値は前期比年率▲7.1%予想

2014年8月9日 20:35

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記事提供元:フィスコ


*20:35JST 日米の注目経済指標:4-6月期GDP速報値は前期比年率▲7.1%予想

8月11日-15日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■13日(水)午前8時50分発表
○(日)4-6月期国内総生産速報値-予想は前期比年率-7.1%
4-6月期の経済成長については、消費増税に伴う駆け込み需要の反動減が予想されており、2012年7-9月期以来となるマイナス成長になる見込み。個人消費の回復は鈍く、外需の伸びも抑制されている。物価上昇で実質所得が減少した影響は無視できないとの見方が多く、4-6月期の国内総生産は大幅なマイナス成長を記録することが予想されている。

■13日(水)午後9時30分発表
○(米)7月小売売上高-予想は前月比+0.3%
参考となる6月実績は前月比+0.2%で市場予想を下回った。7月については、賃金上昇は多少抑制されているが、労働市場の改善が続いていることから、まずまずしっかりとした数字になる見込み。市場予想は妥当か。

■15日(金)午後9時30分発表
○(米)7月生産者物価コア指数-予想は前年比+1.6%
参考となる6月実績は前月比+0.2%、前年比+1.8%でおおむね予想通り。インフレ進行への懸念は高まっていないが、物価上昇率が鈍化を続ける状況ではないとみられている。輸入物価などの大きな変動はなく、市場予想は妥当か。

■15日(金)午後10時55分発表
○(米)8月ミシガン大学消費者信頼感指数-予想は82.5
参考となる7月確報値は81.8で速報値81.3をやや上回った。労働市場は改善を続けているが、個人消費がやや伸び悩んでいることや7月時点で消費者期待指数がやや低下していたことを考慮すると、8月の数字が7月実績を大きく上回るかどうか微妙な状況との声も。《TN》

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