カシオ計算機、タイに現地法人設立 15年に売上50億円目指す

2014年7月28日 16:02

印刷

 カシオ計算機は28日、タイのバンコクに販売会社「カシオマーケティングタイ」を設立し、9月1日から営業を開始すると発表した。

 同社はタイで、1970年代から販売代理店を通じて商品を展開しており、時計では「G-SHOCK」などが人気を集め、近年順調に売上を拡大しているという。新会社では、販売代理店との協力関係をさらに強化するとともに、地域に密着したマーケティングを実施し、現地の特性に合わせた商品展開とプロモーション活動を強力に推進するという。

 新会社は、ASEAN地域を統轄する「カシオシンガポール」と連携を取り、タイで2015年度の売上50億円を見込む。ASEAN地域全体では、15年度の売上300億円を目指す。

 同社は、2001年のシンガポール販社設立を皮切りに、2011年にインドネシア駐在事務所、2014年にマレーシア販社を設立するなど、ASEANでの販売拡大のため営業拠点の拡充を進めている。

関連記事