6月消費者物価は3.3%上昇、伸び率は鈍化 総務省

2014年7月25日 23:56

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 総務省が25日発表した6月の全国消費者物価指数(2010年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数で103.4となり、前年同月比3.3%の上昇となった。ただ、上昇幅は前月の同3.4%から縮小した。生鮮食品を含めた全体の総合指数は103.4で、前年同月比3.6%と、前月の3.7%から伸び率が低下した。

 日銀が試算した消費税率引き上げによる消費者物価の押し上げ分2%を差し引くと、6月の総合指数(生鮮食品を除く)の前年同月比伸び率は1.3%となり、5月の1.4%の伸び率から縮小した。

 品目別に見ると、生鮮魚介類を中心に、食料が前年同月比15.0%の大きな伸びとなった。また、光熱・水道費が8.1%と高い伸びを示した。電気代は9.9%上昇したものの、前月の11.4%から上昇幅を縮小した。ガソリン代は同10.6%の伸びとなり、前月の9.6%上昇から上昇幅を広げた。このほか、ルームエアコンが同14.5%の伸びとなるなど、家具・家事用品の上昇が目立った。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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