日本株見通し:国内でも決算発表が本格化

2014年7月23日 08:01

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記事提供元:フィスコ


*08:01JST 日本株見通し:国内でも決算発表が本格化

23日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。22日の米国市場では、予想を上回る住宅関連指標の発表が相次いだほか、アップルやマイクロソフトの決算に対する期待から、ハイテク株主導で上昇した。この流れを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の15355円だった。

アップルとマイクロソフトの決算については、アップルは売上高が6%増の374億ドルと、市場予想の約380億ドルを下回り、時間外取引ではやや弱含みの動き。一方、マイクロソフトは7%減益だったが、売上高が予想を上回ったことを受けて、時間外取引で上昇するなど、まちまちの展開。

国内では日本電産<6594>、航空電子<6807>の決算発表が予定されており、いよいよ決算発表が本格化してくる。日本電産は最高値を更新しているなか、期待感から一段高となるのか、若しくは利益確定が強まるかによって、市場のムードも変わりそうである。

物色については次第に業績相場へ移行すると考えられるが、前日の動きなどをみると、引き続き個人投資家主体によるテーマ物色などに集中しやすい。都市インフラ関連の物色が低位の建設株から橋りょう株などへ波及してきている。また、22日から日本最大の下水道技術展「下水道展」が始まった。今回の展示場では初めて「水素社会と下水道」と題したブースが設けられているようであり、水素ステーション関連などへの物色も続きそうである。《TN》

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