三井物産と三菱地所、中国の物流施設開発事業に出資参画

2014年7月14日 14:47

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中国物流が保有する上海外高橋物流センターの外観(三井物産と三菱地所の発表資料より)

中国物流が保有する上海外高橋物流センターの外観(三井物産と三菱地所の発表資料より)[写真拡大]

 三井物産と三菱地所は11日、香港の北京建設(控股)有限公司と中国で物流施設開発事業に取組むことに合意し、北京建設が全額出資する物流施設開発デベロッパー「中国物流基礎設施(控股)有限公司」に出資参画すると発表した。三井物産と三菱地所で設立する投資会社を通じて株式35%を約147億円で取得するという。

 今回の物流施設開発事業は、北京市政府傘下の香港上場企業である北京建設の用地取得・賃貸運営能力に、三井物産と三菱地所が有する広範なノウハウ(物流施設開発、賃貸運営からREIT運営まで)を導入することで、中国市場に高品質な物流施設を継続的に供給するという。

 今後、中国主要都市の戦略的ロケーションで物流施設を開発・取得し、事業開始後3~4年で1,000億円超の資産規模を目指し、REITなどを通じた証券化も視野に入れた事業を展開していく。

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