レノボ、IBMのx86サーバ事業を承継する子会社を日本で設立

2014年6月23日 17:07

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 レノボは23日、エンタープライズ事業の子会社「レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ」を日本に設立したと発表した。新会社は、日本IBMのx86サーバビジネスを承継し、サーバとサービス、エンタープライズソリューションを包括的に提供する予定。

 同社によると、新会社には検証センターを開設し、ユーザ企業やビジネスパートナにx86サーバと関連したシステムやソリューションを検証する施設を提供する。これまで通りx86サーバ製品のユーザやパートナの課題を解決するためのテクニカルなリソースを提供するという。

 新会社の本社は、レノボ・ジャパンが入居する港区六本木6-10-1の六本木ヒルズ森タワーに置く。代表取締役社長は、レノボ本社バイスプレジテント、レノボ・ジャパン代表取締役社長、NECパーソナルコンピュータ代表取締役執行役員社長兼務のロードリック・ラピン氏が務める。

 また、承継手続完了後、日本の現IBM x86サーバ担当部門から役員を迎え入れる予定という。

 レノボは1月、IBMのx86サーバビジネスを約23億ドルで買収することで合意したと発表していた。今回の新会社が日本IBMのx86サーバビジネスを承継するには、主要各国で規制当局の承認とx86サーバビジネスの承継手続きが完了することが条件となる。それまでの間、IBMとレノボの両社はこれまでどおり独立した企業として、サービスや製品提供などのサーバ事業の活動を行なうという。

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