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欧米為替見通し:ウクライナ情勢と黒田プットに要注目
*17:19JST 欧米為替見通し:ウクライナ情勢と黒田プットに要注目
本日9日の欧米市場のドル・円は、ウクライナ東部の紛争の帰趨に警戒しつつ、週末の日本銀行金融政策決定会合や経済財政諮問会議を控えて上げ渋る展開が予想される。
先週4-5日のG-7首脳会議では、ウクライナ紛争が緊迫化した場合、プーチン露大統領への追加制裁を発動することが協議された。
プーチン露大統領は、6日のノルマンディー上陸70周年記念式典の前後に、キャメロン英首相、メルケル独首相、オランド仏大統領と会談し、オバマ米大統領とも約15分間の立ち話をした。
ニューヨークタイムズ紙は、握手を避けたオバマ米大統領とプーチン露大統領は、子供の卒業式に出席した離婚した夫婦のようだったと報じており、クリミア併合後の両者の溝が依然として深いことが窺える。
今週は、米英仏独の首脳との会談を終えたプーチン露大統領が、ポロシェンコ新ウクライナ大統領と親露武装勢力との紛争解決に向けた歩み寄りに、どのような役割を果たすのか注目する展開となる。
12-13日に日本銀行金融政策決定会合が開催され、追加緩和策としての異次元の量的・質的金融緩和第2弾が発動されるか否か、13日の経済財政諮問会議では、経済財政運営と改革の基本方針の素案が示されるが、今月後半に発表される安倍政権の新成長戦略(法人実効税率引き下げ、年金積立金管理運用独立行政法人改革)への言及に注目することになる。
【今日の欧米市場の予定】
17:30 ユーロ圏・6月センテッィクス投資家信頼感指数(予想:13.3、5月:12.8)
20:00 ブ・週次消費者物価指数(予想:+0.48%、前回:+0.52%)
22:10 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米経済と金融政策)
02:30 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
スウェーデンとドイツ、英国、オランダの各国首相が会談予定《KO》
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