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マツダ、アテンザ・アクセラの2車種で計2.7万台のリコール
マツダがリコールを行なうアテンザ[写真拡大]
3日、マツダは2012年10月から本年1月までに製造したアテンザ及びアクセラの内、2万7627台について4日からリコールを行うと発表した。
両モデルは同社の主力乗用車で、アテンザは2013年RJCカーオブザイヤーを受賞するなど内外での評価も高い。
今回のリコールは、減速エネルギー回生システムにおいて、キャパシタ(蓄電装置)の故障判定プログラムが不適切なために、キャパシタが正常であるにもかかわらず、故障と判定してオルタネータの発電を停止し、充電警告灯が点灯するとともにディスプレイに「充電システム異常」と表示されることがあるというものだ。
そのまま走行を続けるとバッテリの電圧が低下して、段階的にエンジン警告灯が点灯したり加速不良となったりして、最悪の場合はエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあるという。
この減速エネルギー回生システムは「i―ELOOP」と呼ばれるマツダが独自に開発したもの。リコール対象となっているアテンザに初搭載された。乗用車として初めてキャパシタと呼ばれる蓄電装置を採用し、素早い電気の出し入れと充放電による劣化が少ないことなどを特徴としている。
なお、このリコールは市場からの情報により発覚したもので、不具合件数は42件が確認されているが事故には至っていない。
対象車両はすべてエンジン制御コンピュータのキャパシタ故障判定プログラムの書き換えが行われる。
ユーザーにはダイレクトメールで通知される。コールセンターは0120-386‐919。(記事:松平智敬・記事一覧を見る)
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