ホンダの芝刈り機、世界最速187.6㎞/hでギネス認定

2014年4月3日 15:24

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世界最速の芝刈り機としてギネスに認定された「HF2620」の改造モデル(写真提供:ホンダ)

世界最速の芝刈り機としてギネスに認定された「HF2620」の改造モデル(写真提供:ホンダ)[写真拡大]

  • 世界最速の芝刈り機としてギネスに認定された「HF2620」の改造モデル(写真提供:ホンダ)
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  • 世界最速の芝刈り機としてギネスに認定された「HF2620」の改造モデル(写真提供:ホンダ)
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 2日、ホンダの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、乗用芝刈り機HF2620を改造したモデルが世界最速の187.6㎞/hを記録し、ギネスに認定されたと発表した。

 HF2620改は欧州で生産、販売されていた乗用芝刈機「HF2620」をベースに、レーシングカーの様な走りと最高速度記録樹立を目指して改造された特別な乗用芝刈機で、2013年7月に英国にて公開されている。これは、同社のスポーティさをユニークな形で表そうとした試みだ。

 今回、同モデルは3月8日にスペインのテストコースに持ち込まれ、最高速度記録に挑戦した。そして、時速187.60kmの新記録を樹立してギネス世界記録に認定されたわけだ。これは、2010年に記録されていた従来の乗用芝刈機の最高速度記録時速141.35kmを大きく更新したことになる。

 同モデルの開発は、英国ツーリングカー選手権(BTCC)に「ホンダ ユアサ レーシングチーム」として欧州向けシビック ツアラーで参戦中の「チーム ダイナミクス」が担当。エンジンを、大型スポーツバイク「VTR1000Fファイアーストーム」の995ccV型2気筒DOHCエンジンに変更し、最高出力を元の5倍となる109馬力に高めた。

 その他、パドルシフト付6速トランスミッションの採用や、クロームモリブデン鋼を用いて新たに製作された軽量高剛性フレーム、四輪バギーから流用されたタイヤ・ホイールなどにより、時速0km-100kmまでの加速が4秒と、芝刈機としては驚異的な性能を有している。

 一方で、通常の乗用芝刈機同様に芝を刈ることも可能という、ユニークな側面も持ち合わせているのだ。ホンダの高い技術の結晶による快挙といえそうだ。(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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