楽天、無料通話アプリ「Viber」を買収

2014年2月14日 16:37

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楽天は無料通話アプリ「Viber」を提供するViber Mediaを買収する。写真は、「Viber」のWebサイト。

楽天は無料通話アプリ「Viber」を提供するViber Mediaを買収する。写真は、「Viber」のWebサイト。[写真拡大]

 楽天は14日、無料通話アプリ「Viber」を提供するViber Mediaを9億ドル(約920億円)で買収すると発表した。発行済株式の100%の取得と新株発行の引受を行う。

 同社によると、買収によってViberの幅広い顧客基盤を活用し、ECサービスやデジタルコンテンツサービスをグローバルに提供するプラットフォームを構築するという。

 「Viber」は、世界で約2億8千万人の登録ユーザーを持ち、月間利用者数が1億人を超えるメッセージング・VoIPサービス。スマートフォンのアプリ上で無料通話と、メッセージ・画像等の送受信ができる。新興国を中心に急速に利用者数を伸ばしているという。

 Viber Mediaは、2012年3月の設立。資本金は5万3,115ユーロ(約740万円)、2013年12月期の連結売上高は151万6,000ドル(約1億5,400万円)、連結純損益は2,950万5,000ドル(約30億円)の赤字。

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