欧米為替見通し:サンタ“クローダ”からのプレゼント第2弾

2013年12月19日 17:11

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記事提供元:フィスコ


*17:11JST 欧米為替見通し:サンタ“クローダ”からのプレゼント第2弾

本日19日の欧米市場のドル・円は、本日午後6時からの安倍首相の講演、来年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権メンバーとなるタカ派のフィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演を見極める展開となる。

ドル・円相場は、年内満期を迎えるオプション・トリガーが104円50銭から106円00銭にかけて断続的に控えており、連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)開始を受けて、買い仕掛けが予想される。

午後6時からの安倍首相の講演では、日本銀行金融政策決定会合(19-20日)への追加緩和要請、成長戦略などが期待されており、バーナンキFRB議長からのクリスマスプレゼントに続き、黒田日銀総裁が「サンタクローダ」になることが期待されている。

連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ時期の予想は、12名が2015年、3名が2016年だった。2014年の連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは、5名のタカ派、5名のハト派に分かれており、タカ派として、フィッシャーFRB副議長(候補)、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁という2名のフィッシャーがいる。

本日は、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演を見極める展開となり、発言次第では、ドル・円の買い仕掛けとなる可能性が高まる。

【今日の欧米市場の予定】

18:30 英・11月小売売上高(予想:前年比+2.4%、10月:+2.3%)
22:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:33.5万件、前回:36.8万件)
22:30 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演(テキサス州経済)
24:00 米・12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:10.0、11月:6.5)
24:00 米・11月中古住宅販売件数(予想:502万戸、10月:512万戸)
24:00 米・11月景気先行指数(前月比予想:+0.7%、10月:+0.2%)《KO》

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