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日経平均は大幅下落、優遇税制廃止を控え利食いが出やすい【クロージング】
記事提供元:フィスコ
*16:21JST 日経平均は大幅下落、優遇税制廃止を控え利食いが出やすい【クロージング】
16日の日経平均は大幅下落となり、250.20円安の15152.91円(出来高概算22億4000万株)で取引を終えた。東証1部の騰落銘柄は値下がりが1500を超え、ほぼ全面安商状となった。小幅に続伸で始まったものの、直ぐさま下げに転じている。先週のメジャーSQ通過により、海外勢などの資金流入が細っているようである。また、円相場は1ドル102円台をつける局面もみられるなど、先週末の水準から円高に振れて推移していることも手掛けづらくさせている。そのほか、寄り付き前に発表された短観12月調査では、設備投資計画が4.6%増と予想(5.3%)を下回ったことなども手控え要因のようだ。
もっとも、証券優遇税制の廃止を控え、断続的な利益確定の売りは出やすい需給状況の影響が大きいとみられる。個人株主数が多いOLC<4661>は6月以来の安値水準をつけ、トヨタ自<7203>は本日の安値で引けている。ソフトバンク<9984>についても、仕掛け的な売買も加わり、3%超の下げとなった。
しかし、NTT<9432>が仏IT企業買収を受けて堅調に推移していたが、ソフトバンクとのリバランスも意識されるところ。出遅れている銘柄のほか、季刊誌の発売などもあって、業績を手掛かりに見直し買いが入りやすい。先駆していた銘柄には引き続き利益確定が出やすいだろうが、出遅れ感のある好業績銘柄などへの水準訂正は意識されそうだ。《KO》
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