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欧米為替見通し:オプション・バリアーの攻防
*17:18JST 欧米為替見通し:オプション・バリアーの攻防
本日10日の欧米市場のドル・円は、来週17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の可能性を受けて、オプション・バリアーへの買い仕掛けが予想される。
5月22日、バーナンキFRB議長は上下両院合同経済委員会で、「雇用市場の改善が継続すれば、今後数回の会合で資産購入のペースを縮小させる可能性がある」と述べた。NYダウは大幅に下落し、ドル・円は103円74銭から反落した。当時、104円に大口のオプション・バリアーが控えており、結果的には防戦売りが勝ったことになる。今回も、104円には大口のオプション・バリアーが控えており、年内の満期は105円から106円まで断続的に控えている。
17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(量的緩和縮小)が開始された場合は、ドル買い・円安トレンドに拍車がかかることで、106円のオプション・バリアーに向けた買い仕掛けが強まることになる。
しかしながら、テーパリング(量的緩和縮小)が見送られた場合は、5月の104円同様に、オプション・バリアーはヒットされることなく、99円台でドルを買えるクリスマスプレゼントがもたらされることになる。
【今日の欧米市場の予定】
18:30 英・10月鉱工業生産(前月比予想:+0.4%、9月:+0.9%)
18:30 英・10月製造業生産(前月比予想:+0.4%、9月:+1.2%)
18:30 英・10月商品貿易収支(予想:-92億ポンド、9月:-98.16億ポンド)
24:00 米・10月卸売在庫(前月比予想:+0.3%、9月:+0.4%)
03:00 米財務省3年債入札(300億ドル)
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