(中国)政府系シンクタンクが“中国目線”の投資格付けを発表、日本は先進国で最下位

2013年11月19日 11:25

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記事提供元:フィスコ


*11:25JST (中国)政府系シンクタンクが“中国目線”の投資格付けを発表、日本は先進国で最下位
政府系シンクタンクの中国社会科学院は18日、独自の基準に基づいた海外主要国の投資格付けを発表した。同院がこうした格付けを発表するのはこれが初めて。中国企業が海外に投資する際の参考データになると説明している。

中国社会科学院では、経済基盤、債務返済能力、政治リスク、対中関係など37の指標を評価し、「B」から「AAA」までの格付けを付与。同院世界経済政治研究所・国際投資研究室の張明主任は、中でも「対中関係」がこの格付けのポイントだと説明している。

第1回目となった今回のリポートでは、26の国が評価の対象となり、最上級の「AAA」を付与されたのはドイツのみとなった。このほか、米国、英国、フランス、イタリア、カナダ、韓国などは「AA」、日本とロシアは「A」だった。

うち日本については、順位で見ると先進国で最も低い第9位となった。外資による投資規制が相対的に厳しいことに加え、政治面での関係悪化が理由として挙げられた。《NT》

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