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タナベ経営 企業の能力開発意欲の高まりからコンサルティング事業が好調
*12:23JST タナベ経営---企業の能力開発意欲の高まりからコンサルティング事業が好調
経営コンサルティングのタナベ経営<9644>は6日、第2四半期(4-9月)業績を発表。売上高が前年同期比3.0%増の32.37億円、営業利益が同112.9%増の2.85億円、四半期純利益が同550.4%増の5.81億円だった。売上高、営業利益ともに計画を上振れての着地となった。四半期純利益は、過年度計上した減損損失額が税務上損金算入され、発生する欠損金に対して繰延税金資産を計上することを見込んだことによる。
コンサルティング事業は、経営協力契約数が、期中平均384契約(前年同期361契約)と前期末から安定的に推移しており、教育売上についても、ニーズに沿った提案や企業の能力開発意欲の高まり等から、長期・短期共に伸長した。セミナー部門では、ブランディングセミナーの品質向上に努めたことに加え、人材教育への需要の高まり等から、新入社員セミナーの受講者数が伸びたほか、中堅リーダー特訓セミナー、幹部候補生スクールが前年実績を上回っている。
ネットワーク事業は、提携する金融機関や会計事務所において開催した勉強会の売上は堅調に推移。一方で、直接会員の減少やコンテンツ販売が低迷したが、セグメント利益は前年同期比39.3%増だった。
セールスプロモーション事業は、大口案件の受注は前期に比べ減少したが、自社イベントやプロモーション支援売上、商品売上における受注件数・単価共に伸びたことで、大口受注の落ち込みをカバー。ブルーダイアリー分野は第3四半期に販売が集中するため、影響は軽微だった。
なお、通期については売上高が前期比1.6%増の74.50億円、営業利益が同7.0%増の6.00億円、純利益が同131.5%増の7.50億円とする計画を据え置いている。
タナベ経営<9644>は経営コンサルティング事業と経営者向けの会員組織の運営を行うネットワーク事業、ノベルティグッズの企画販売やイベントプロモーションといったセールスプロモーション事業が柱。《FA》
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