ワールドIT ファクトリー事業は大型案件が回収フェーズに、R&D事業はバイオ系需要増に対応

2013年11月8日 12:21

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記事提供元:フィスコ


*12:21JST ワールドIT---ファクトリー事業は大型案件が回収フェーズに、R&D事業はバイオ系需要増に対応

ワールドインテック<2429>は7日、第3四半期(1-9月期)決算を発表。売上高は対前年比3.1%増の415.51億円、営業利益は同比45.4%増の15.02億円、四半期純利益は同比4.6%増の6.70億円と増収増益での着地となった。

ファクトリー事業は、昨年度末より先行投資を行っていた電気電子分野やeコマースの物流分野の新規大型請負案件が回収フェーズに転じ、堅調に推移。テクノ事業は、生産技術分野から設計開発分野へのシフトが順調に進み、利益率が上がってきている。また、専門性の高い技術分野の需要に対応するため、グループの教育機関であるアドバンとの連携強化を推進。R&D事業は、臨床試験受託事業を担うDOTインターナショナルとのシナジー効果を顕現させ、より利益率の高いCRO領域の拡大に努めている。人員数も採用強化を継続し、前年同期比で130名増加の656名体制。稼働率も長期夏期休暇があったものの97.3%と比較的高い水準で推移している。情報通信事業は、中心商材である携帯端末は、スマートフォン、タブレット端末等の販売が堅調に推移。不動産ビジネスに関しては、首都圏で6月に今期分譲物件の引渡を開始後、ほぼ計画通り進捗したほか、東北エリアでも来期以降には、利益貢献が果たせる見通し。

通期については、売上高が前期比6.6%増の564.87億円、営業利益が同51.4%増の18.53億円、純利益が同8.3%増の7.12億円とする期初計画を据え置いている。

ワールドインテック<2429>は、ものづくり分野などへの総合人材サービスが主力。《FA》

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