海外戦略を推し進める「ラグ&ボーン」 伊勢丹新宿本店に期間限定店舗をオープン

2013年10月9日 19:31

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記事提供元:アパレルウェブ


デザイナーのマーカス・ウェインライン(左)、デヴィット・ネヴィル(右)

 現在NYで最も注目されているブランド「ラグ&ボーン」が、10月9日から15日まで、伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージで期間限定店舗を展開する。

 同店舗では、ハンターブーツとコラボレーションしたラバーブーツやカイハラデニムとのコラボレーションによるデニムジャケット、ポーターとのコラボレーションによるバッグパックといったファッション商品だけではなく、NYミートパッキングのバー「Brass Monkey」とコラボしたビールジョッキ、ハンドメイドのキャンドルといったライフスタイル雑貨も販売する。

 日本での展開においては、シンガポールのブランド代理店:Club21とパートナーシップを組んだラグ&ボーン。ポップアップストアのオープンに伴い来日したマーカス、デヴィットに、今回の取り組みに対する思いやグローバル戦略について、話を聞いた。

―この度はポップアップストアのオープン、おめでとうございます。

ありがとうございます。我々もとても嬉しいです。

―伊勢丹に対してどのようなイメージを抱いていますか?

伊勢丹には実は何度も来た事があります。伊勢丹は世界から見ても素晴らしい!特にメンズストアが素晴らしいですね。東京のなかでも素晴らしい位置にあり、東京のファッションシーンにおいても重要な役割を担っていると思います。

―日本のラグ&ボーンの顧客をどのように捉えていますか?

私どもの顧客が世界中どこでも同じだと思います。
強いて言うならば、日本人は洋服のクオリティーに特に気を使い、さらにファッションを深く愛しています。彼らが作るメイドインジャパンのものにはいつも驚かされるばかりです。

―今回発売される限定商品に対しする思い入れをお聞かせください。

今回はたくさんの限定商品を用意しました。我々の活動拠点であるニューヨークと故郷のイギリスを融合させた商品ラインナップとなっています。ニューヨークとイギリスの融合を試みました。

―現在世界中に出店している店舗数を教えて頂けますか?

現在は世界に15店舗を展開しています。
アメリカ、イギリス、日本、韓国に店舗があります。

―club21とのパートナーシップについて意見をお聞かせください。

club21とのパートナーシップは我々にとって大きな一歩になると思います。大企業の彼らとパートナーシップを組んだ事によって、これまで以上に視野が広がりました。これからも彼らと共に新しい挑戦を試みていくつもりですので、楽しみにしていてください。

―今後のアジア戦略についてお聞かせください。

今は日本と韓国だけにフォーカスを当てて動いています。同じアジアの国といっても、日本と韓国は全く違います。同じアジアでもここまで大きな違いがあることと実感しました。

―アジア圏とアメリカ、イギリス圏での戦略は違いましたか?

まったく違いました。アジア人の着る服とアメリカ人、イギリス人が着る服はまったく違います。2011年に東京 表参道に出店した際に私たちはとても驚いたことを今でも覚えています。これからは今まで以上にMDの戦略を組まなければならないですし、各地域において、より特定の商品に絞り込むことで、それぞれのマーケットに対応させた商品作りを試みることが必須だと思います。

―中国やシンガポールへの出店は視野に入れていますか?

焦らせないでください(笑)。まだ考えていません。
時期が来たら行けたらいいなと思うだけです。

―最後に日本のファンにメッセージを下さい。

ぜひ、今回オープンした伊勢丹にお越し下さい。様々なアーティストとのコラボレーションだけでなく、私たちの世界観をぐっと凝縮させました。僕たちが好きなモノ、コトを感じる事が出来るお店に仕上がっています。面白い企画も行っていますのでぜひ参加してください。

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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