【週足チャート診断】調整経過良好のメタルアート、PER5倍台、増配も、400円乗せから一気に上値も

2013年9月20日 15:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  メタルアート <5644> (東2)の株価は、26週線をサポートに昨年秋からの上昇相場が続いている。トヨタ関連でもあり業績堅調で360円台の株価には割安感が強く400円台に乗せれば一気に上値追いの展開となりそうだ。

  歯車鋳造のパイオニアとして内外に知られ、自動車のトランスミッションギヤ、建設機械走行ギヤ、農業機械部品などを手がける。ダイハツ工業などトヨタとの取引が多く、マーケットではトヨタ関連としての人気を持つ。

  今3月期は原材料価格上昇を吸収して3.1%増収、営業利益7.0%増益、1株利益65.3円の見通し。配当は未定としており前期の年8円から増配が予想される。とくに、第1四半期での利益進捗率は28.5%と高いことから通期営業利益は上ブレの可能性が強いといえる。

  株価は昨年10月の209円を起点に下値切上げが続いている。上昇相場確認の基準となる26週線は昨年12月に上抜いている。

  ただ、週足チャートでは4月の407円と、8月の400円でダブル天井をつけた形となって、目下、調整の展開である。しかし、その調整は26週線を切ることはなく底堅く推移し、足元では400円に接近となっている。

  仮に、今期配当が2円増配の年10円ということになれば利回りは2.8%ていどとなって魅力が増す。PERでも、わずか5倍台にすぎないだけに今度、400円台に乗せてダブル天井となっている水準を抜けば一気に上値追いとなって500円台は早いだろう。中期狙い場といえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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