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【株式評論家の視点】KLabは満を持して人気復活相場へ、今期増額の可能性も
<銘柄の見所>
KLab <3656> (東マ)は人気復活へ満を持している。今2013年12月期の第3四半期累計決算は、売上げが108億9100万円、営業損益が10億7800万円の赤字だった。海外子会社の重要度が増したことなどに伴い、今期第1四半期より連結決算を開始、また、決算期末を8月から12月に変更したため、単純な比較はできない。
ただ、四半期ベースでは今12月期の第1四半期から第3四半期まで営業損失を継続、第4四半期も8億2000万円の営業損失の見込みと、環境は厳しい。ヒット作の不足や新作投入の遅れから売り上げが落ち込んだうえ、社員急増で管理体制が混乱し開発効率が悪化、挽回するための外注費の増加も負担となった。
そうした事態を踏まえ、第3四半期にはゲームカテゴリの選択と集中やマネジメントの強化、組織変更などの施策に取り組み、これにより開発体制の効率化が進み、外注費を中心にコスト低減が進んでいる。また、4月に国内アップルアプリから提供を開始した「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」は、リリース2日目にアップルアプリのトップセールスランキングで2位を獲得するなど人気を博しており、今後の収益貢献に期待が大きい。
6カ月決算となる2013年12月期の見通しについては、会社側は、売上高229億円、営業赤字11億円と、4月に減額した見通しを据え置いた。しかし会社の体制整備の進展、ヒット作の登場などを合わせると、業績増額への状況が整いつつあると推察される。これまで徹底的に業績低迷を売ってきた分、増額の方向に進むようだと、強烈な巻き返し相場が期待できそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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