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米株式:上昇、ユダヤ教の新年始まる
*23:46JST 米株式:上昇、ユダヤ教の新年始まる
米株式市場
ナスダック主導で反発している。なお、本日4日から週末6日まではユダヤ教の新年となり、マーケットに本格的な出来高が戻るのは来週からとなる可能性が高い。
連銀による資産購入縮小への憶測に関しては、IMFが連銀による縮小開始を早ければ9月からとなることを見込んでいると発表している。4日は、連銀幹部による講演を控えており、東部時間12:30に投票権を持たないサンフランシスコ連銀のウィリアムス総裁と20:00に投票権を持たないミネソタ連銀のコチャラコタ総裁による発言に注目される。なお、3日に発表された8月のISM製造業では11年6月以来の高水準になっていたが、同指数の雇用は53.3で前月の54.4から低下していた。6日発表の8月雇用統計において、非農業部門雇用者数が現在の市場のコンセンサスの18万人増加や、20万人に近い水準に上昇すれば(前月はプラス16.2万)9月縮小開始への憶測を強めることになる。
縮小の行方に関してPIMOCOのビル・グロス氏が、「縮小は殆ど確実と言える。サイズとMBSになるか債券になるかを問題とみなしている。PIMCOは、100億ドル縮小とフォワードガイダンス発表を見込んでいる」、としている。以前、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏も、連銀は現在掲げている経済見通しをより明確にすることを予想していた。
マクロ経済では、先のIMFが来年の世界経済成長は今年よりも加速すると予想し、米国の成長も改善することを見込んでいる。
個別銘柄では、半導体メーカーのブロードコム(BRCM)が第3四半期の売上高見通しを前回発表の20.5-22.0億ドルのレンジからから20.75-21.75億ドルに狭めている。
シリア攻撃に関して3日、共和党のベイナー下院議長、キャンター院内総務、民主党のぺロシ下院院内総務と有力議員がオバマ大統領支持を明らかにしている。だが、攻撃への決断は9月12日(9/11)以降、との噂も出ている。海外ではドイツ情報局が、シリア政府が化学兵器を使用した、との見方を明らかにしている。フランスはシリアに対して行動を取らなければイランの軍事目的の核開発にも影響すると見ている。
S&P 500は7.97高の1647.74前後で推移、ナスダック総合指数22.44ポイント高の3635.05ポイント前後で推移、ダウ平均株価は54.91高の14888.87ドル。(日本時間23時35分時点)。《KG》
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