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韓国LG電子が中国の携帯電話市場で苦戦、「シャープ方式」に切り替えか
記事提供元:フィスコ
*11:59JST 韓国LG電子が中国の携帯電話市場で苦戦、「シャープ方式」に切り替えか
韓国のLG電子が中国の携帯電話市場で苦戦している。シェアの大幅な低下に直面しているという。一部メディアではこれより先、同社が中国市場から撤退するとの観測が浮上。LG電子はこのうわさを否定しているが、経営モデルの見直しは避けられないとの見方も強いようだ。
そうした中で浮上しているのは、LG電子が「シャープ方式」を採用するとの見方だ。自社ブランドを残すものの、携帯端末の生産や販売は他社に任せるというものだ。日本では、シャープ<6753>が台湾の富士康(フォックスコン)に設計・生産を委託。また、パイオニア<6773>は蘇寧グループに携帯電話のブランド使用権を付与している。
LG電子はあくまで中国事業を維持する方針としているが、今月末に投入予定の新スマートフォン「G2」については、まずはオンライン通販サイトを通じて販売する方針。同シリーズのラインナップが充実した後に、実店舗での販売を検討する考えだ。G2は再起をかけた同社の戦略モデルとされているが、中国での展開には慎重さもうかがえる。
なお、調査会社のIDCによると、2009年から現在まで、LG電子の世界シェアは10%から3.1%へと大きく縮小。同社は昨年10月以降、中国の携帯電話部門で1000人規模の人員削減を行っているという。《NT》
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