日米の注目経済指標:ISM非製造業景況指数に注目

2013年8月3日 16:48

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記事提供元:フィスコ


*16:48JST 日米の注目経済指標:ISM非製造業景況指数に注目
8月5日-9日に発表される主要経済指標のポイントは次の通り。

■5日(月)日本時間午後11時発表
○(米)7月ISM非製造業景況指数− 予想は、53.0
参考指標となる同指標の6月内訳で、先行性のある「新規受注」DIは50.8←5月56.0と大幅鈍化。また、「在庫」DIは上昇、「受注残」DIは50を上回っており、上昇。新規受注がさえなかったことを考慮すると、コンセンサスは妥当か。

■6日(火)日本時間午後9時30分発表
○(米)6月貿易収支− 予想は、-440億ドル
6月ISM製造業の内訳「輸出受注」DIは54.5←5月51.0、「輸入」DIは56.0←同54.5で、輸出と輸入はいずれも上昇した。6月原油価格は、やや上昇し、赤字拡大要因。輸出増加を考慮すれば、5月450億ドルの赤字からは赤字幅が多少縮小する公算。

■8日(木)午前8時50分発表
○(日)6月経常収支− 予想は、+4000億円
6月貿易収支は1808億円の赤字となったことで、経常収支にはマイナス要因。ただし、貿易赤字幅は5月の9981億円との比較で大幅に縮小している。世界経済の成長鈍化への懸念は消えていないが、6月の経常黒字額は5月実績を上回る見込み。

■9日(金)日本時間午後11時発表
○(米)6月卸売在庫− 予想は、+0.4%
参考指標となる5月の卸売在庫は前月比-0.5%の大幅減となった。卸売在庫の減少は2カ月連続。短期間で在庫率が大幅に上昇する可能性は低いとみられており、コンセンサスは妥当な水準か。《FA》

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