【飛び乗り飛び降りコーナー】アドアーズは上値のフシ突破で新相場入り、今期営業利益2.6倍

2013年7月19日 07:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ゲームセンター運営大手のアドアーズ <4712> (JQS)は、短期狙いで、注目したい。今週16日、4月30日の高値197円と06年4月高値218円を突破し、年初来の高値239円と急騰。17日安値191円と下押した後、切り返す動き。高値もみ合い上放れ後の初押し完了と捉えることが出来る。

  足元の業績、アミューズメント事業では、今3月から持ち直しを見せているメダルジャンルの更なるテコ入れに加え、子会社であるブレイクの景品企画・開発力を活かしたプライズジャンルの育成、オペレーター(施設運営)とディストリビューター(製造・卸売)という異なる視点をもつ互いの視点・リソースを活かした収益向上策を展開。建築事業では、前年度に獲得した新規顧客とのリレーションを深化させながら、キーノートと連携したコスト競争力の強化や人的リソースの最大化等、シナジー効果を発揮することで、利益体質の改善を図るほか、不動産事業では、これまでのテナントリーシングによる安定収益の確保のみならず、キーノートがもつ戸建住宅開発を通じて得た用地仕入ノウハウや、Jトラストグループが有する様々な経営資源を有効活用した事業展開を拡大し、今3月期売上高は230億円(前期比15.1%増)、営業利益は11億円(同2.6倍)、経常利益は10億円(同2.7倍)、純利益は6億円(同3.6倍)と回復を見込んでる。年間配当は2円(同1円増)を予定している。

  株価は、160円を軸とした2ヶ月半にわたるもみ合いを上放れ。日足では5日移動平均線、週足では13週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポートしており、短期のみならず、中長期で上昇基調を強める方向となっている。8月8日に今3月期第1四半期決算の発表を予定しているが、カプセル自販機等の売却等に伴う特別利益1億0800万円を計上する見込みで、業績予想を増額する可能性があり、期待先行ながら上値を試そう。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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