ケイティケイ:13年8月期第2四半期は営業・経常損益は赤字だが、通期は黒字を見込む

2013年4月10日 22:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■青雲クラウンとの経営統合を完了。今後はグループ連携を強化し、主力商品「リパックトナー」の拡販を目指す

  ケイティケイ <3035> (JQS)の今期13年8月期第2四半期連結業績を見ると、決算期の変更により対前年の増減率記載はないが、売上高は、主力商品の「リパックトナー」の販売本数減少などが起因して、期初予想を76百万円下回り、40億95百万円と減収となった。損益面では、高収益商品のリパックトナーの販売本数減少が利益を圧迫、営業利益△2百万円、経常利益△1百万円となった。四半期純利益は、青雲クラウンの子会社化に伴う負ののれん発生益26百万円を特別利益に計上したことで、24百万円を確保した。

  事業別業績を見ると、サプライ事業では、主力商品のリサイクル商品は、企業の消耗品の節約や大手メーカーによる複合機化戦略の影響を受け、期初予想を下回った。OAサプライ商品は、インクカートリッジ関連及びPPC用紙、インクリボンの売上高が順調に推移したが、商品郡全体では売上高は低迷した。その結果、売上高39億74百万円、セグメント利益は経常利益△21百万円となった。

  ソリューション事業では、クラウドの需要に支えられ、クラウド型メールセキュリティサービスシリーズの売上高は、堅調に推移した。しかし、構築サービスでの一時的な需要増に対する反動や、単価の高い専用サーバーからクラウド型サービスへの契約更新に伴って、既存サービスの売上高が減少したこと等の影響により、売上高は低迷した。その結果、売上高1億20百万円、セグメント利益は経常利益△19百万円となった。

  今期の通期見通しでは、同社は12年12月21日に青雲クラウンとの経営統合を完了し、今後はグループ連携を強化することで、主力商品の「リパックトナー」の拡販を目指すとしている。また「クロスセル」「アップセル」を推進、顧客単価アップに繋げ、加えて、垂直統合効果によるコスト圧縮に努めるとしている。その結果、売上高は128億92百万円、営業利益1億32百万円、経常利益1億17百万円、当期純利益46百万円とし、従来予想(12年10月4日公表)を据え置いた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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