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【株式評論家の視点】NECは企業のIT投資回復で今期増額有力、見直し波動は継続中
<銘柄の見所>
NEC <6701> が早くも調整切り上げの様相を強くしてきた。2月5日の高値278円から整理局面入りしていたが、2月15日の220円を底に戻りに転じてきた。高値から立会い日数7日間の底打ちというのはあまりにも短い感じがするが、それほどに投資家の買い気が強まっている表れと言えそう。
今2013年3月期の第3四半期累計決算では営業利益718億円と、前年同期の14億円の営業損失から様変わりの好転となった。今3月期の通期の見通し1000億円は据え置かれたが、円安で顧客企業のIT投資への意欲が高まりつつあるほか、同社の円安メリットも加わることから、増額修正の可能性は強い。
アナリスト筋が注目しているのは、事業の選択と集中を推進する一方で、1万人(グループ従業員5000人、外部委託など協力会社5000人)の人員削減をはじめとしたコスト低減策などを展開、利益の出やすい体質が構築された点。従って来期以降は売上げ増があれば利益はかなり伸びることになる。見直波動はまだ完了していないようだ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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