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日清食品、サンヨー食品を「ストレート麺製法」の特許権侵害で提訴
日清食品ホールディングスおよび日清食品は3日、サンヨー食品および太平食品工業を相手方とし、サンヨー食品の一部製品について特許権侵害訴訟を大阪地方裁判所に提起したと発表した。同訴訟において日清食品は特許権侵害行為の差止めと2億6,652万円の損害賠償を請求している。
日清食品は今回、サンヨー食品の主力商品「サッポロ一番」(カップ、袋)が日清食品の「ストレート麺製法」の特許を侵害したとしてサンヨー食品を提訴した。日清食品は今回の提訴について、「当社はかねてから、サンヨー食品と交渉を続けてきたが、残念ながら解決には至らず、やむを得ず提訴することとなった」とコメントしている。
従来の即席麺は製造効率を高めるため麺にウェーブを付けざるを得なかった。そのため、そばやうどんなど本来真っすぐであるべき麺にもウェーブが付いていた。しかし、日清食品の特許にかかる「ストレート麺製法」は、湯戻し時に麺同士がきれいにほぐれ、喫食時に真っすぐになる即席麺の大量生産を可能とし、滑らかな麺の「のどごし感」を味わえる革新的な製造技術とされている。
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