【株式評論家の視点】住友鉱山株価は出直りに勢い増す、市況上昇追い風に二段上げ

2012年10月8日 09:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  住友金属鉱山 <5713> が出直り色を一段と強めてきた。9月14日に発行済み株式数の1.96%にあたる1100万株を上限に自社株買いを実施すると発表、それを手掛かりに9月6日の年初来安値785円からの戻りに拍車がかかり、9月18日には1062円まで買い進まれた。現在はそこから一呼吸入れ再上昇に転じてきたところ。9月18日の1062円を上回ると、二段上げ相場入りとなるだけに、きわめて注目される局面だ。

  各国の中央銀行が経済成長てこ入れのため追加刺激策の導入を表明したことを受け、金相場が強調を維持している。シェールガスの供給増で原油相場が動きにくいこともあり、ヘッジファンドなどの資金が金相場に向かい、史上最高値にあと少しのところまで戻してきている。銅、ニッケルなどの非鉄金属市況も上昇が目立っている。

  非鉄金属市況の軟化などから一時は業績未達懸念が強まり、それが9月6日に年初来安値785円という、予想外の安値にまで売り込まれた要因である。そうした状況は一変しつつあるだけに、株価の評価も見直しが進む方向が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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