【注目銘柄】今期も連続増配の第一実業、利回り４％超、増益でＰＥＲでも割安

　　第一実業 <8059> は、６円高の３８５円と前日（２０日）の１１円高に続いて買われ４００円へ接近。年初来高値４３４円（４月２６日）から調整ながら、６月４日の３４９円で下げ止まり、年初来安値３１９円（１月４日）に対しては余裕十分。

　　配当が２０１０年３月期の年７円→２０１１年３月期年１３円→２０１２年３月期年１４円→２０１３年３月期（予）年１６円と連続増配。今日の株価で利回りは４．１５％と高い。

　　業績も順調。今３月期は６．０％増収、営業利益４．０％増益、純益１７．３％増益、１株利益５８．９円の見通し。アジア地域を中心としたＩＴ・デジタル関連機器および車載関連機器の製造装置、リチウムイオン電池製造関連装置等の需要が好調。大手エンジニア会社経由の海外向け肥料プラント設備も伸長。

　　高利回りに加えＰＥＲでも６．５倍と割安。欧州信用不安など世界経済不透明で商社株にとっては動き難い地合いながら、好業績の割安から下値不安のない３８０円台は中期での仕込み場といえるだろう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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