日本電産、カンボジアとマレーシアにHDD部品の新会社を設立

2012年5月29日 10:54

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 日本電産は28日、同社の子会社であるタイ日本電産が、ベースプレート製造子会社として、タイ国境に隣接するカンボジアのポイペトにSC WADO Component (Cambodia) Co., Ltd.を、マレーシアにNidec Precision Malaysia Sdn. Bhd.を設立したと発表した。なお、カンボジアには、日本電産グループとして初めての工場設立となる。総投資額はそれぞれ約10億円だが、追加投資額を含めると合計で50億円となる。

 HDD用スピンドルモータを据え付けるベースプレートは、HDDの重要な部品であり、現在タイにおいては、日本電産コンポーネントテクノロジー(タイ)とSC WADOが、中国においては、日本電産コンポーネントテクノロジー(蘇州)が、ベースプレート供給の専用工場として稼動している。今回、カンボジアとマレーシアに新会社を設立し、タイ、中国の3社と連携をとりながら、全体最適を図りつつベースプレート事業の更なる拡大を推進していく。

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