マツダ、ソラーズとロシア生産合弁会社を設立 ウラジオストクに生産拠点

2012年4月27日 23:33

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 マツダは27日、ロシアにて自動車事業を行っているソラーズ(Sollers)社と生産合弁会社を設立することで同日契約を締結したと発表した。

 同合弁契約のもと、ロシア極東連邦管区ウラジオストク市に生産拠点を設置し、2012年秋より車両組立事業を開始する。同工場では、ロシア国内市場向けの新型SUV「Mazda CX-5」、次期「Mazda6」およびソラーズ保有ブランド車両の組立を計画している。合弁会社の生産能力は5万台規模から開始し、将来は7万台規模の生産を目指す。

 ロシアの自動車市場は、2009年の金融危機以降、回復基調が続いており、2011年には新車需要が2010年比約40%増の265万台となり、欧州市場ではドイツに次ぐ2位の市場に発展している。また、2015年には300万台規模の市場へと成長することも見込まれている。

 マツダは、ロシア市場で2011年には対前年で約60%増の4万台の販売を達成している。今回、合弁パートナーとなるソラーズとともに、成長著しいロシア市場でビジネスを拡大し、構造改革プランで掲げている新興国事業強化とグローバル生産体制の再構築に向けた取り組みを加速させていく方針。

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