【話題株】米久は安値水準から高値肉薄、自己株式取得で下げ過ぎ訂正買いが再燃

2012年4月24日 17:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  米久 <2290> は24日、61円高の765円まで上げて急反発し、4月19日につけた年初来安値690円に並ぶ安値水準から底上げすると同時に、1月19日につけた年初来高値786円にも肉薄した。前日23日大引け後に自己株式取得を発表、好感して下げ過ぎ訂正買いが再燃した。

  同社は、昨年10月にも自己株式取得を発表、株価が窓を開けて2割高しており、その急騰劇も連想されている。自己株式取得は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを目的としており、上限を150万株(発行済み株式総数の5.64%)、10億円、取得期間を4月24日から10月31日までとして実施する。

  同社の株価は、今年4月12日に開示した今2月期業績で、純利益を14億5000万円(前期比6%増)と続伸を予想したが、前期純利益が期初予想を下ぶれ増益転換率を縮めて着地したことをむしろ嫌気して年初来安値まで売られた。PERは16倍台、PBR0.5倍と割安であり、高値抜けから2010年5月高値832円が次の上値フシとして意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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