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双日、ICT事業会社の日商エレクトロニクスを完全子会社化
双日は30日、子会社でICT事業の中核会社であり、現在双日が77.78%の株式を保有している日商エレクトロニクスについて、残りの22.22%を保有している住友商事からその全てを取得し、完全子会社とすると発表した。日商エレクトロニクスによる自己株式取得および双日アジア会社による株式買い取りにより、議決権比率は双日96.55%、双日アジア3.45%となる。
日商エレクトロニクスは、2009年に双日がTOBを実施して上場廃止としていたが、今回の株式取得により双日グループの100%子会社となる。
双日は、ICTソリューション事業やネットワーク構築事業、ITサービス事業を手掛ける日商エレクトロニクスを中核に、グループの双日システムズやさくらインターネットとの連携を進め、総合商社としての幅広いネットワークを活用したICT事業のバリューチェーン構築を図っていく方針。
また双日は、日商エレクトロニクスを通じてICT事業の海外展開にも注力していく。日商エレクトロニクスは、2011年にベトナム法人を立ちあげて、成長著しいアジアの新興国でICT事業基盤の構築を進めている。ベトナムでは、日商エレクトロニクスが強みを持つ通信ネットワーク事業において、通信事業会社や官公庁、大手企業をメインターゲットに需要開拓に取り組んでいる。また、日本企業向けのソフトウエアのオフショア開発サービスなども進めている。今後、双日の海外ネットワークとの連携により、アジア諸国へのサービス拡大を目指していくという。
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