【引け後のリリース】イエローハットが同業のモンテカルロを完全子会社化

■両社の中国地区、東海地区での経営地盤を強化

　　カー用品の大手・イエローハット <9882> は２日の大引け後、同業のモンテカルロ <7569> を２０１２年３月１日付で完全子会社化すると発表した。優先株の取得と普通株式への転換、および株式交換による子会社化を行ない、交換比率はイエローハット「１」に対しモンテカルロ「０．０５」（モンテカルロの普通株式１株に対してイエローハットの普通株式０．０５株を割り当てる）。モンテカルロの株式は、１２年２月２４日を売買最終日とし、２７日付で上場廃止の予定。

■イエローハットの株価はジリ高で高値圏

　　イエローハットの株価は４月以降、ジリ高基調を続け、１１月２４日、１２月１日に１３４０円の高値をつけた。２日の終値は１２９２円（１円安）。これを基準にすれば、モンテカルロの株価は６４．６円が妥当値になる。モンテカルロの２日の終値は５７円（４円高）だった。

　　発表では、モンテカルロは、特定地域に集中出店する戦略により、中国地方を中心としたエリアに強みを保有。ただ、近年の自動車関連業界における業界環境の変化などにより、企業収益が圧迫される状態が続いている。このため、両社の中国地区、東海地区での経営地盤を強化し、両社の事業拡大及び競争力の強化を図ることが両社の企業価値向上につながるとの考えで一致した。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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