ローソン、高齢者向け新配達サービス 大阪府の「ローソンストア100」で実験開始

2011年10月31日 21:47

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ローソンの高齢者向け新配達サービスのイメージ図(画像提供:ローソン)

ローソンの高齢者向け新配達サービスのイメージ図(画像提供:ローソン)[写真拡大]

 ローソンは31日、同社の子会社である九九プラス、はーと&はあとライフサポート(以下「H&H社」)と共同で、高齢者向けの宅配事業を、11月1日から大阪府で開始すると発表した。

 近年、要介護高齢者や日々の買い物に困難を感じている高齢者は増加傾向にある。H&H社は、このような要介護高齢者や自宅療養者に向け、オリジナル弁当の宅配を通して在宅の栄養管理サービスを行っている。今回ローソンが開始するサービスは、ローソンのプライベートブランド「バリューライン」や生鮮品などの商品をH&H社が弁当と一緒に宅配するもの。

 具体的には、H&H社の宅配サービスを利用している顧客に、九九プラス社の運営する「ローソンストア100」で取り扱う野菜やプライベートブランドなど約200アイテムが掲載されたカタログを配布し、宅配時に注文を受け付ける。次回の商品宅配時もしくは顧客の希望の日時に、H&H社が注文の商品を宅配エリア内の「ローソンストア100」店舗でピックアップし、弁当と一緒に顧客の自宅まで配達する。

 11月1日に大阪府摂津市の「ローソンストア100」で実験を開始し、今後は大阪府・京都府内の「ローソンストア100」約50店舗~100店舗にサービスを拡大していく予定。

 ローソンが独自に展開している生鮮品や日用品・加工食品などのプライベートブランドを扱うネットスーパーと違い、今回のサービスは、パソコンが苦手な高齢者でも気軽に利用できることが特長。

 「ローソンは、お客様の不便さ解消を目指し、要介護高齢者や買い物が困難な高齢者に向けた同様のサービスを、他の地域にも拡大することを検討していく」と同社はコメントしている。

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