KDDI、ライブドアから公衆無線LAN事業を取得 都内に約2,300ヶ所以上のWi-Fiエリア

2011年10月7日 19:33

印刷

ライブドアが展開する東京23区内の電柱によるWi-Fiエリア(画像提供:KDDI)

ライブドアが展開する東京23区内の電柱によるWi-Fiエリア(画像提供:KDDI)[写真拡大]

 KDDIとライブドアは7日、ライブドアの公衆無線LAN事業をKDDIが譲り受けることについて、同日、事業譲渡契約を締結したと発表した。これにより、これまでライブドアによって運営されたWi-Fiエリアとその事業は、KDDIグループへ2011年12月1日に譲渡される予定。

 ライブドアは現在、山手線圏内の電柱のほか、大学、カフェ、飲食店、商業施設など、人々が行き交い、多く集う場所に約2,300ヶ所以上のWi-Fiエリアを展開している。

 具体的には、東京都山手線内側の電柱2,000ヶ所以上や、喫茶室ルノアール、Cafeルノアール、New Yorker's Cafe、Cafe MIYAMA などカフェ・飲食店、早稲田大学西早稲田キャンパス、東京大学、京都大学、東京デザインテクノロジーセンター専門学校、レイクランド大学・ジャパンキャンパス、日本医科大学などの教育機関施設、その他大型家電量販店や晴海客船ターミナルなどに、Wi-Fiエリアを展開している。

 KDDIは、顧客が生活の中でいつでも、どこでも、快適にストレスを感じることなくインターネットを利用できるマルチネットワークを強化するために、「Wi-Fiエリア拡充」の一環として、ライブドアのWi-Fiエリアの運営を継承し、「au Wi-Fi SPOT」の更なる拡充を図る。

 なお、現在ライブドアが提供している公衆無線LANサービス「livedoor Wireless」については、引続きライブドアから顧客へ提供する。

 また、今回を機に両社は、auスマートフォンを利用の顧客と「livedoor Wireless」を利用の顧客に向けた新たな無線ブロードバンドサービスの創出を検討していくという。

関連記事