凸版印刷、電子チラシ配信モデル「Shufoo!電子オリコミサービス」を開始

2011年7月27日 23:13

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「電子チラシお届けサービス」:届いたチラシを仕分ける画面

「電子チラシお届けサービス」:届いたチラシを仕分ける画面[写真拡大]

  • 「みるとく~ポンサービス」
  • 「Shufoo!GISレポート」イメージ

 凸版印刷は27日、同社が運営する日本最大級の電子チラシポータルサイト「Shufoo!(シュフー)」で、2011年9月から、日本国内初となる成果連動型の電子チラシ配信モデル「Shufoo!電子オリコミサービス」を開始すると発表した。同社は、同サービスを通じて、流通・小売企業にとって真に効果が実感できる、より効率的な販促サービスを提供すると同時に、「Shufoo!」事業のさらなる拡大と収益の向上を目指す。

 「Shufoo!電子オリコミサービス」は、届けるべき人に情報を届けて来店を促し、その到達度を可視化するなど、従来の折込チラシの良さにネットならではの特徴を加えた、日本初の販促サービス。「電子チラシお届けサービス」と「みるとく~ポンサービス」の2つのサービスで構成されている。また、電子チラシの閲覧状況を可視化する「Shufoo!GISレポート」を提供する。

 「電子チラシお届けサービス」は、チラシデータを入稿するだけで、ユーザーに向けて電子チラシを自動配信で届けるサービス。PC、モバイル(フィーチャーフォン、スマートフォン)およびTVなど、様々なデバイスや連携サービスへ一括で配信が可能。

 折込チラシが毎日ポストに投函されるように、電子チラシでも自分用の新鮮な情報が毎日、PCやスマホなどに自動配信(Push配信)で手元に届く。このサービスにより、従来の紙の折込チラシでは届けることのできない新聞無読層や折込エリア圏外へも届き、生活者へ大切なメッセージをもれなく届けることができる。

 また、「配布枚数はわかるが、実際に見られた数は分からない」折込チラシとは違い、明確に「チラシを見たい」という意思を持っているユーザーがチラシ画像を完全に表示し、確実に見た状態をカウントする「チラシPV」という新しい概念を提唱している。

 さらに、「見られた分だけ」、「来店した分だけ」支払うという、成果に連動した成果連動型の料金体系を採用。同サービス利用企業は、合理的な費用で電子チラシを発信できる。

 「みるとく~ポンサービス」は、サービス参加店の電子チラシを閲覧した会員ユーザーに対して、当日限り有効なクーポンを発行することによって、店頭へ送客するサービス。このサービスにより、「電子チラシお届けサービス」同様の効果測定レポートで、来店したユーザ分布・ユーザ属性の把握が可能となる。

 「Shufoo!GISレポート」は、折込チラシや企業HP、他社サービスではこれまで分からなかった「どのエリアの、どんなお客さま」が「どのように」チラシを見たのかを可視化し、レポートするサービス。

 販売価格は、「電子チラシお届けサービス」で、初期費用が企業登録費:10,000円/企業、店舗登録費:500円/店舗。月額費用(1店舗あたり)が、チラシ閲覧費:1,000円~/店舗。対象月の2ヶ月前の閲覧数が月間100閲覧まで1,000円 以降、101閲覧以上につき10円/店舗。なお、導入月を含まず2ヶ月間無料(最大3ヶ月無料、1企業1回のみ)。上限金額は、店舗あたり月額20万円(1店舗 月間20,001閲覧以上はカウント対象外)となっている。

 また、「みるとく~ポンサービス」で、初期費用が発券機設置費:100,000円/店舗。月額費用(1店舗あたり)が、50,000円~/店舗。対象月の2ヶ月前の発券数が月間1,000発券まで50,000円。以降、1,001発券以上につき50円/店舗。なお、導入月を含まず2ヶ月間無料(最大3ヶ月無料)。月間20,001発券以上は無料(上限月額100万円)となっている。

 初年度、同サービスで約18億円の売上を見込む。また、2013年には事業規模で約120億円を目指す。

 電子チラシポータルサイト「Shufoo!(シュフー)」は、凸版印刷が2001年8月より運営を開始し、20-50代の女性を中心に利用されている国内最大級の電子チラシサイト。大手流通各社、地域主力スーパーなど約550法人、約6万5,000店舗が参加(2011年7月)している。チラシの閲覧回数や閲覧部分のデータを収集・分析するマーケティング機能も備えている。また、生活者は、PCに加え、携帯電話やデジタルテレビ、また拡大するスマートフォンやタブレット端末など様々なデバイスから日本全国の電子チラシを検索することができる。

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