若築建設は営業・経常利益を増額修正し最終赤字は拡大

2011年5月7日 20:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■大震災による災害損失など計上

  築港・浚渫・海洋土木の若築建設 <1888> は5日、2011年3月期連結決算の営業・経常利益の予想を増額修正し、営業利益はこれまでの16億円から17.5億円(前期実績は約10億円)に、経常利益は17億円から22.5億円(同14億円)とした。工事利益率などが改善。決算発表は、昨年は5月19日、一昨年は5月15日。

  純利益は、単体で東日本大震災による災害損失4億円、減損損失5億円の発生などがあり、44.5億円の赤字から53.0億円の赤字とした。単体では、持分適用の建設会社・佐藤工業の株式譲渡により35億円の売却益を計上するものの、連結では、持分法により同社の利益の一部取り込みや「負ののれん」相当額の償却などで連結上の簿価が増大し、約95億円の差が発生していたため、売却損が60億円近く発生するとした。

  6日の株価は続伸となり、終値は126円(10円高)。東日本大震災では、復興関連株として急騰し、発生前の50円前後から3月25日に179円まで上昇。その後は調整地合いとなり、4月22日に106円まで下げたあと、出直り基調となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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