自販機「節電」のコカ・コーラ各社は小安いものの底堅い

2011年4月18日 18:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  コカ・コーラ セントラル ジャパン <2580> は18日、午後の1098円(9円安)を下値に底堅く、終値は1100円(7円安)。この夏の電力不足・節電対応として、日本コカ・コーラが前週末、東京電力 <9501> 管内の自動販売機約25万台の冷却運転を輪番で停止すると発表。売上げへの影響が懸念されたものの、東京電力の発電容量拡大期待があり、株価は底堅かった。北関東がテリトリーの三国コカ・コーラボトリング <2572> も721円(13円安)で下げ止まり、終値は727円(7円安)。

  自販機の「節電」を行なう東京電力管内のコカ・コーラボトラーは4社で、利根コカ・コーラボトリング、三国コカ・コーラボトリング、東京コカ・コーラボトリング、コカ・コーラセントラルジャパン。6月から約四か月間、東京電力管内の自販機約25万台と8つの工場すべて、オフィス約120か所で自主的な電力削減を行なうと、日本コカ・コーラが15日の午後発表した。

  ただ、東京電力は火力発電の再開やガスタービン発電の新設などにより発電容量の拡大を進めているため、期待を残すことになったようだ。

  朝方に深押ししただけで底堅く、終値は436円(8円安)だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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