日立は関連会社の生産が相次いで再開へ、下げ過ぎの訂正高が続く

2011年3月22日 13:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

日立製作所<6501>(東1)が大幅続伸している。東日本大震災の発生後原子力発電関連株として売り人気が強まり、3月15日には334円と震災前日の10日の終値506円から34%もの下げに見舞われた。中期経営計画でも火力発電や原子力発電などの社会イノベーション事業に力を注ぐことを明らかにしている。

日立製作所<6501>(東1)が大幅続伸している。東日本大震災の発生後原子力発電関連株として売り人気が強まり、3月15日には334円と震災前日の10日の終値506円から34%もの下げに見舞われた。中期経営計画でも火力発電や原子力発電などの社会イノベーション事業に力を注ぐことを明らかにしている。[写真拡大]

  日立製作所 <6501> が大幅続伸している。東日本大震災の発生後原子力発電関連株として売り人気が強まり、3月15日には334円と震災前日の10日の終値506円から34%もの下げに見舞われた。中期経営計画でも火力発電や原子力発電などの社会イノベーション事業に力を注ぐことを明らかにしている。

  しかし、今2011年3月期で原子力発事業が売上げに占める割合は約2%に過ぎない。また、原子力発電分野では東芝 <6502> の後塵を拝していただけに、世界的に原子力発電が後退したにしても、同社が強みを持つ環境対応の火力発電の展開加速でカバーできるのではとの見方がされている。

  また、今回の東日本大地震の影響を受け主要生産拠点で一時生産停止を余儀なくされていたが、ルームエアコンなどを生産している栃木の日立アプライアンスが生産を開始、大阪の日立マクセルでは乾電池のフル生産を始めるなど、生産回復も急ピッチで進んでいる。新興国向けの好調などで回復傾向を強めている業績は来期も増益基調が引き継がれる見通しにある。下げ過ぎの訂正高トレンドが続いていきそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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