銀座ルノアールは調整場面入り、中期経営計画を再度評価へ

2011年3月18日 15:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

銀座ルノアール<9853>(JQS)は、3月11日の東北地方太平洋沖地震の影響を受けて15日にはザラバで一気に370円まで下げたが、16日は1円高、17日は1円高、本日18日の株価は13円高の395円と小幅ながら3連騰しており調整場面入りとなっている。

銀座ルノアール<9853>(JQS)は、3月11日の東北地方太平洋沖地震の影響を受けて15日にはザラバで一気に370円まで下げたが、16日は1円高、17日は1円高、本日18日の株価は13円高の395円と小幅ながら3連騰しており調整場面入りとなっている。[写真拡大]

■喫茶店事業に経営資源を集中し中期成長目指す

  銀座ルノアール <9853> は、3月11日の東北地方太平洋沖地震の影響を受けて15日にはザラバで一気に370円まで下げたが、16日は1円高、17日は1円高、本日18日の株価は13円高の395円と小幅ながら3連騰しており調整場面入りとなっている。

  今2011年3月期第3四半期累計決算は売上げこそ45億円と前年同期比3%増を記録したが、営業利益は1億1800万円と同7%減。今3月期通期も売上げ60億円(前期比3%増)、営業利益8600万円(同41%減)と低調な見通しだ。積極的な出店により売上げも伸びたが、それに伴う出店費用が利益を圧迫している図式だ。

  個人消費が伸び悩む中、喫茶店業界では市場は細分化が進み、コーヒー業界の競争はここにきて一段と激化、多様化する消費者の嗜好をいかに取り込んでいくかが各社の業績を見る上でのポイントになる。そうした中で同社は2015年3月期の連結営業利益を11年3月期予想比4倍の3億7500万円に引き上げる計画だ。

  売上高は同2割増の75億円を目指す。「喫茶室ルノアール」を中心に、経営資源を喫茶事業へ集中する。都心部を中心に出店を加速し店舗数は今期見通しの113店から4年後に140店に増やすとともに不採算店を閉店するなど、店舗展開の見直しを進めて利益率を引き上げる。東北地方太平洋沖地震の前まではそうした中期経営計画を評価する形で強調を維持していた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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