エイチアイエスは地震に伴う需要低迷と原油価格上昇のダメージで流動的状況

2011年3月18日 12:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

エイチ・アイ・エス<9603>(東1)は、3月11日の東北地方太平洋沖地震の影響を受けて15日にはザラバで一気に1340円まで下げたが、16日は137高、17日は85円高、本日18日の株価は8円高の1628円と3連騰している。

エイチ・アイ・エス<9603>(東1)は、3月11日の東北地方太平洋沖地震の影響を受けて15日にはザラバで一気に1340円まで下げたが、16日は137高、17日は85円高、本日18日の株価は8円高の1628円と3連騰している。[写真拡大]

  エイチ・アイ・エス <9603> は、3月11日の東北地方太平洋沖地震の影響を受けて15日にはザラバで一気に1340円まで下げたが、16日は137円高、17日は85円高、本日18日の株価は8円高の1628円と3連騰している。

  今2011年10月期第1四半期の業績は売上げが849億円と前年同期比19%増、営業利益は18億8400万円と同239%の大幅増益を達成した。昨年10月の羽田空港国際線拡張や円高傾向の継続などにより、海外旅行需要が増加したことが背景。

  日本政府観光局(JNTO)によると昨年11月から今年1月にかけての日本人出国者数(推計値)は、前年同期比約4.6%増と前年実績を上回った見込みだ。第2四半期以降についても円高傾向の継続や羽田空港国際化の流れにより海外旅行の需要増加が続くものと見られる。

  チャーター便を使った旅行商品の造成など旅行商品の企画力を強めるとともに、店舗、コールセンター、パソコンやモバイルによる自動予約など、販売面では各チャネルの役割を明確化し生産性や効率化を高める。

  今10月期通期については売上げ4090億円と前期比18%増、営業利益も74億円と同18%増を見込んでいる。東日本大地震に伴う東北地方の旅行需要、それに原油価格上昇によるサーチャージの動向など、やや流動的な状況も生まれてきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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