【注目銘柄】西尾レントオールは復興特需による利益増額をにらんだ展開へ

2011年3月15日 22:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■選挙関連銘柄としても注目

  西尾レントオール <9699> (大1)は、昨日14日に震災関連株として全般急落に対し逆行高を演じた。本日15日は9時6分に707円まで一転してストップ安の577円まで下げ、終値は22円安の655円で取引を終えた。

  同社は軌道工事用機器、土壌改質設備、泥濁水処理施設、土木・道路用機械、発電機、タワークレーンなど幅広い建設・設備工事用機器などを手がけており、震災復興にからむ特需への期待が高まっている。

  今2011年9月期第1四半期は、売上げが前年同期比3%増の186億円、営業利益が同13%減の5億5000万円億円となった。主力のレンタル関連事業は前期に寄与した羽田拡張工事が終了したが、都市部での駅前再開発や自動車・家電関連の工場建設によるレンタル需要が回復。

  これに伴い関連メーカーの工場や物流センターの建築やメンテナンス工事なども回復し、増収を確保した。しかし、商品の入れ替えや増強による償却負担が利益を圧迫した。今9月期通期については売上げが前期比5%増の716億円、営業利益が同56%増の19億5000万円を見込んでいる。

  現在の見通しでもPBRは0.4倍と割安感が強く、今後の収益上乗せを踏まえると割安感はさらに強いものとなる。なお、同社は拡声器や椅子・テーブルなどの選挙用品を貸し出しており都知事選など4月に行われる統一地方選挙もプラス要因である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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