【注目銘柄】新生銀行は増資を前向きに評価、逆日歩発生で需給妙味もプラス

2011年3月3日 10:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

新生銀行<8303>(東1)は本日3月2日は小反落場面となっている。2月28日に海外の投資家を対象に最大693億円の公募増資を実施すると正式発表した。今回の増資は希薄化を懸念するよりは、自己資本面のリスク要因の減少と捉えられるとの見方が強まり3月1日に急騰し、ひとまず利食い先行の流れになったようだ。

新生銀行<8303>(東1)は本日3月2日は小反落場面となっている。2月28日に海外の投資家を対象に最大693億円の公募増資を実施すると正式発表した。今回の増資は希薄化を懸念するよりは、自己資本面のリスク要因の減少と捉えられるとの見方が強まり3月1日に急騰し、ひとまず利食い先行の流れになったようだ。[写真拡大]

■売り残の推移がポイント

  新生銀行 <8303> は本日3月2日は小反落場面となっている。2月28日に海外の投資家を対象に最大693億円の公募増資を実施すると正式発表した。今回の増資は希薄化を懸念するよりは、自己資本面のリスク要因の減少と捉えられるとの見方が強まり3月1日に急騰し、ひとまず利食い先行の流れになったようだ。

  また、2月25日現在で信用残が売り2276万株、買い3101万株と拮抗、日証金では2月25日申し込み現在から逆日歩が継続中で、売り方買い戻しへの思惑が目先筋の買いを引き付ける要因になっている。

  増資発表に先駆けて今2011年3月期業績見通しについて、純利益が従来の125億円から430億円(前期は1401億円の損失)へ大幅に増額修正されたことも買い安心感を誘っている。

  ただ、今期の大幅増益には与信費用の軽減、貸金子会社の利息返還損失引当金の減少など一時的な要因も大きく、来期以降の業績はやや流動的だ。当面は需給動向が株価の動きを左右する要因で、特に売り残の推移がポイントになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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