東芝、長崎工場を530億円でソニーに売却

2011年2月28日 18:33

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 東芝とソニーは28日、東芝が保有する長崎県の半導体の製造設備を530億円でソニーに譲渡する正式契約を締結したと発表した。4月1日付で実施する予定。

 同設備は2008年に東芝がソニーから約900億円で購入し(関連リンク)、ソニーのゲーム機「プレイステーション3」に搭載されているプロセッサ「Cell」などを生産していた。ソニーがこれを買い戻す形になる。ソニーは同設備の取得によって、需要が旺盛なCMOSイメージセンサーの生産能力を増強し、事業の拡大を図るとしている。

 同設備の譲渡に関して、両社は昨年12月に基本合意していた(関連リンク)。

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