米アップルの10-12月期:売上高71%増、純利益78%増でともに過去最高 iPhoneやiPadが好調

2011年1月19日 12:35

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アップルのタブレット端末「iPad」(<a href="http://www.flickr.com/photos/smemon/5171518129/" Target="_blank">“ipad” by smemon87</a>)

アップルのタブレット端末「iPad」(<a href="http://www.flickr.com/photos/smemon/5171518129/" Target="_blank">“ipad” by smemon87</a>)[写真拡大]

 米アップルが18日発表した2011年度第1四半期(2010年10-12月期)決算は、売上高が前年同期比71%増の267億4千万ドル(約2兆1,900億円)、純利益が同78%増の60億ドル(約4,900億円)で、いずれも過去最高だった。

 同四半期は、Mac PCの販売台数が前年同期比23%増の413万台、スマートフォン「iPhone」が同86%増の1,624万台と好調だった。昨年4月に発売したタブレット端末「iPad」も販売台数が733万台に達した。iPodの販売台数は同7%減の1,945万台だった。

 スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は声明で同四半期の業績について、「Mac、iPhone、iPadの販売が記録的で目を見張る内容だった」「当社はエンジンを全開にしており、今年はベライゾンを通じたiPhone 4の販売などエキサイティングなことが進行中だ」とコメントしている。

 製品別の売上高では、iPhoneとキャリアからの収入などの関連製品・サービスが前年同期比88%増の104億6,800万ドルと、売り上げ全体の約4割を占めた。

 PC関連製品の売り上げは、Macのデスクトップ製品が同2%増の17億3,100万ドル、Macのノートブック・モバイル製品が同34%増の36億9,900万ドルだった。その他の製品では、iPodが同1%増の34億2,500万ドル、iTunes StoreやiPodのサービスなど音楽関連製品・サービスが同23%増の14億3,100万ドル、iPadと関連製品・サービスが46億800万ドルだった。iPad関連の売り上げはiPodの売り上げを上回っている。

 同社は前日、スティーブ・ジョブズCEOが病気療養のために休職すると発表している。

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