【銘柄診断】JXホールディングスは好取組が支援、原油価格急騰で環境も好転

2010年11月11日 13:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  JXホールディングス <5020> がマドを明けて急上昇に転じてきた。11月5日に発表された今3月期9月中間決算、及び3月期通期の修正見通しが起爆剤になった格好。

  株価は11月5日の終値496円に対し休日明けの11月8日は買い気配から516円で寄り付く人気となった。以後マド明けを埋めることなく上値での展開を続けており、市場の人気の盛り上がりがうかがえる。

  また、マド明けの急騰が逆に売り方のカラ売りを呼び込む結果となり、取組は11月5日申し込み現在で売り171万株、買い264万株と取り組み比率は1.5倍台へ好転。

  しかも日証金ベースではここ連日逆日歩が発生、売り方の買い戻しが本格化のコースも予想される。石油製品の売上げ増とマージンの低下が加わり、今3月期の純利益は従来の2700億円から3200億円へ増額修正された。

  10日のニューヨーク原油先物市場で指標となるWTIの価格が一時、1バレル=88・21ドルまで上昇し、2008年10月上旬以来、約2年1か月ぶりの高値をつけるなど石油業界を取り巻く基本的な好環境も支援要因。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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