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LGジャパン、ネット販売限定の4K液晶テレビ「NU851」シリーズを8月下旬に発売へ 65型で約9.9万円

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LGエレクトロニクス・ジャパンは、公式オンラインショップで販売する4K液晶テレビ「NU851」シリーズ3機種を2026年8月下旬に発売する。店頭販売を省くことで、65インチモデルで10万円を切る価格を実現しており、ネット通販を中心に利用する低価格志向のユーザーにとって魅力的な選択肢となりそうだ。既存の「NU850」シリーズと同等の基本スペックを維持しつつ、価格を抑えた戦略モデルとして注目される。
■オンライン限定で低価格を実現した「NU851」シリーズ
LGエレクトロニクス・ジャパンは2026年7月21日、4K液晶テレビの新ラインアップとして「NU851」シリーズ3機種を発表した。公式オンラインショップで2026年8月下旬に発売予定だ。
価格はオープンで、AV Watchの報道によると予想実売価格は、65インチの「65NU851BPJA」が約99,800円、55インチの「55NU851BPJA」が約87,800円、50インチの「50NU851BPJA」が約76,800円となっている。
本シリーズは、2026年4月に日本で発売された既存の「NU850」シリーズ(65インチの想定実売価格は約11万円)とコアスペックは同等だ。店頭販売を行わないことで、約1万円安く提供する。LGはプレスリリースで、この投入を「顧客の購入チャネルの選択肢を広げる」ための施策と説明している。
■画質を支える「α7 AI Processor Gen9」とリアルタイムアップスケーリング
NU851シリーズの心臓部には、2026年向け液晶ラインアップの中位AI画像エンジン「α7 AI Processor Gen9」が搭載されている(LGジャパンの製品ページによる)。これは有機ELやQNED Mini LEDモデルに搭載される最上位の「α9」や「α11」ではないが、リアルタイムの画像最適化処理を十分にこなす性能を持つ。
このプロセッサーは「AI Picture Pro」機能を備え、フレームごとに映像のジャンルを分析し、肌のトーンを自然に調整、ジャンルに応じたシャープネスとコントラストの調整を行う。さらに、低解像度のコンテンツ(特に地デジ放送など)を4K相当に復元する「4Kアップスケーリング」エンジンも搭載している。日本の地デジ放送は依然としてHD解像度が主流であるため、このリアルタイムアップスケーリングは実用上極めて重要な機能となる。
■独自技術「HDR10 Pro」と日本向け「HLG」対応
本シリーズは、ベースとなるHDR10規格をLG独自に拡張した「HDR10 Pro」をサポートしている。通常のHDR10は、コンテンツ全体に対して単一の静的メタデータ(輝度の最大値と最小値)を使用するため、シーンごとの最適なトーンマッピングが難しい。Dolby VisionやHDR10+は動的メタデータを用いてこれを解決しているが、HDR10 Proはメタデータに頼らず、「α7 Gen9」プロセッサーがフレームをリアルタイム分析して動的にトーンマッピングを適用する。
これにより、通常のHDR10よりも明るいハイライトと深いシャドウの表現を目指している。ただし、これはテレビ側での処理(ファームウェアレベルの最適化)であり、その品質はプロセッサーのAIモデルに依存する。現時点でこのクラスのプロセッサーに対する独立したベンチマークは存在しない。
また、NHKのBS4K・CS4K衛星放送などで採用されているHDRフォーマット「HLG(Hybrid Log-Gamma)」もサポートしている。日本国内の4K放送を視聴する上で、HLG対応は必須の仕様となる。
■仮想9.1.2chオーディオと「FILMMAKER MODE」
音響面では、「α7 Gen9」プロセッサーによる空間オーディオ処理「AI Sound Pro」を搭載。通常の2チャンネルステレオ信号から、仮想的な9.1.2チャンネルのサラウンド音場を生成する。ただし、テレビ内蔵スピーカーの出力には限りがあり、仮想サラウンドの効果は部屋の音響や視聴位置に大きく左右されるため、物理的なマルチスピーカーシステムを完全に代替するものではない。
映画制作者の意図通りの映像を再現する「FILMMAKER MODE」もサポートしている。これは、フレーム補間(モーションスムージング)や人工的なシャープネス、ノイズ低減などの後処理を無効化し、映画業界の標準であるD65の白色点と基準輝度で表示するモードだ。エントリークラスの液晶テレビで発生しがちな過剰な映像処理を抑えるのに有効な機能である。
■5年間のwebOSアップデート保証とプライバシーへの配慮
スマートテレビプラットフォームには「webOS」を採用。YouTubeやNetflix、TVerなど600以上のVODアプリに対応する。さらに、ゲーム用の可変リフレッシュレート(VRR)対応、Google GeminiやMicrosoft Copilotを活用した「マルチAI検索」、メニュー内の「AIチャットボット」などの機能を備える。
特筆すべきは、5年間のwebOSアップデート保証(期間中に4回のOSアップデートを提供)である。低価格帯のテレビでは、アプリの仕様変更に伴い数年でスマート機能が使えなくなるリスクがあるが、この保証により長期的な利用が可能になる。
一方で、webOSには画面上のコンテンツ情報を収集する自動コンテンツ認識(ACR)技術「Live Plus」が搭載されており、デフォルトで有効になっている。このデータ収集は設定メニューから無効化(オプトアウト)が可能だ。LGはACRの開示方法を巡り、2025年12月にテキサス州司法長官から提訴されたが、2026年5月に和解に達し、データ収集に関する明確なポップアップ表示と簡単なオプトアウト手段を提供することに合意している。
■NU851とNU850のどちらを選ぶべきか
結論として、LG公式オンラインストアでの購入に抵抗がないユーザーであれば、NU851はNU850と全く同じスペックを約1万円安く手に入れられるため、非常に合理的な選択肢となる。実機を店頭で確認してから購入したい場合はNU850が適している。
NU851シリーズ3機種は、2026年8月下旬よりLG公式オンラインショップおよびAmazonのLG Direct Shopで販売が開始される。
■注目ポイントQ&A
●日本市場におけるLGの「NU851」と「NU850」の違いは何ですか?
基本的なスペック(α7 AI Processor Gen9、HDR10 Pro、HLG、FILMMAKER MODE、webOSなど)は全く同じです。違いは販売チャネルと価格のみです。NU851は公式オンラインショップに限定することで、店頭販売されるNU850よりも各サイズ約1万円安く設定されています。
●5年間のwebOSアップデート保証とは何ですか?
発売から5年間にわたり、最大4回のOSアップデートを保証する制度です。低価格帯のスマートテレビでは、数年でアプリのサポートが終了して動画配信サービスが視聴できなくなることがありますが、この保証により長期にわたって最新のアプリ環境を維持できます。
●LG NU851は視聴データを収集しますか?
はい、初期設定では有効になっています。「Live Plus」と呼ばれる自動コンテンツ認識(ACR)技術により、画面に表示されたコンテンツの情報を収集し、広告パートナーなどと共有します。この機能は、設定メニューの「サポート」>「利用規約」からいつでも無効(オプトアウト)にできます。
●HDR10 ProはDolby Visionと同じものですか?
異なります。Dolby Visionはコンテンツ自体にシーンごとの動的メタデータが含まれていますが、HDR10 Proは通常の静的なHDR10コンテンツに対し、テレビのプロセッサーがリアルタイムでフレームを分析して動的にトーンマッピングを適用するLG独自の技術です。
元記事: LG Japan Targets Online Buyers With Sub-¥100,000 (~$613) NU851 4K LCD TV in August
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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